「クールジャパンアワード」を受賞したレインボーライン山頂公園の「足湯の展望台」=6月5日、同公園

「クールジャパンアワード」を受賞したレインボーライン山頂公園の「足湯の展望台」=6月5日、同公園

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クールジャパンアワードに足湯の展望台 レインボーライン

福井新聞(2019年6月6日)

 福井県美浜、若狭両町にまたがるレインボーライン山頂公園の「足湯の展望台」がこのほど、外国人審査員が国際的な視点で日本文化をたたえる「クールジャパンアワード2019」を受賞した。県内での受賞は2件目で、同社の石田靖彦社長(65)は「海外からの来訪者はじわじわと増加している。認定を弾みに、さらに多くのインバウンド(訪日外国人客)を呼び込みたい」と意気込んでいる。

 クールジャパンアワードは、外国人が「クール(かっこいい)」と感じる日本固有の文化や芸術、芸能、商品、コンテンツを世界へ発信することを目的に、一般社団法人クールジャパン協議会が主催。15年から隔年で開いており、今回が3回目。県内からは第1回に「鯖江のめがね」が受賞した。受賞すると認定マークが付与され、海外向けのPR活動などに使うことができる。

 国内外の有識者や観光関係者など幅広いジャンルの100人が審査員を務め、受賞には8割以上が「クール」と認めることが必要という。今回は観光地や商品など全国から307件の応募があり、レインボーラインや渋谷のスクランブル交差点(東京都)、組子建具(新潟県)など53件が選ばれた。第1回からの受賞総数は97件となった。

 レインボーラインでは、「三方五湖に浮かぶ天空テラス」を基本コンセプトに18年3月から7月にかけて、第1弾のリニューアル工事を実施。足湯の展望台は、同4月下旬までに山頂公園東側の日本海と三方五湖が一望できるポイントに整備した。応募の際は「それぞれに特徴がある五湖と日本海の絶景を、足湯でリラックスしながら眺めることができる」とアピールした。今後はホームページやパンフレット、会員制交流サイト(SNS)などで認定マークを使い、インバウンド誘致を図っていくという。

 5月27日には京都市で表彰式が開かれ、石田社長らが出席。石田社長は「多くの外国人に『行ってみたい』と思ってもらえる価値がある景色だと再確認できた。自信を持ってインバウンド誘致を図っていきたい」と話している。

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