京都の人気物産や工芸品などが一堂に集まる「大京都展」が5日、富山大和で始まり、漬物や弁当、スイーツなどを買い求める大勢の客でにぎわった。11日まで。
食品42店、工芸17店が並ぶ。初出店の「祇園おくむら」では、オムレツやエビカツなどを挟んだサンドイッチ、パンを販売し、長い行列ができていた。無病息災を祈る伝統菓子「水無月」や「井筒八ツ橋本舗」の八つ橋などの定番商品、京絞りのスカーフなどの伝統工芸品もある。
富山大和によると、例年以上に来場客が多く「阿闍梨(あじゃり)餅本舗 満月」の阿闍梨餅は開店から1時間ほどで売り切れていた。
出品店が加盟する京都物産出品協会の創立70周年を記念し、「京のみどり」をテーマに、抹茶などを使ったケーキや菓子、もみじをあしらった工芸品を多くそろえた。特設ステージでは京都・先斗町の舞妓、市(いち)すみさん(17)が京舞を披露した。