坂城町と県内外の鉄道愛好者らでつくる「町169系電車保存会」は8日、町内のしなの鉄道坂城駅の隣接地に展示されている169系車両を清掃する。展示車体に親しみを感じてもらい、駅前一帯の盛り上げにもつなげようと企画。デザインを変えながら毎年作っている169系車両のピンバッジを用意し、一般の参加を募っている。
169系は、元々はJRの車両。しなの鉄道では2013年4月の運行を最後に引退し、町に譲渡された。町企画政策課によると、車両は緑とオレンジの「湘南色」としてファンが多い。車両の清掃は毎年行い、昨年は町内外から約50人が参加した。
8日は、参加者が雑巾を持参し、事務局の町が用意する洗剤も使って車内の床や窓、車両の外側などを磨く。参加者にはピンバッジ1個を贈る。町企画政策課の担当者は「車体に親しみながら作業を楽しんでほしい」と話している。問い合わせは同課(電話0268・75・6211)へ。