ヘッドホンで音楽を聴く武士の彫刻を写真に収めようとカメラを向ける来場者=森記念秋水美術館

ヘッドホンで音楽を聴く武士の彫刻を写真に収めようとカメラを向ける来場者=森記念秋水美術館

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侍題材に現代アート展 富山・秋水美術館で野口さん

北日本新聞(2019年6月9日)

 侍を題材にした現代アートを手掛ける野口哲哉さんの個展「鎧(よろい)ノ中デ 富山編」が8日、富山市千石町の森記念秋水(しゅうすい)美術館で始まった。ヘッドホンで音楽を聴いていたり、ブランコに乗っていたりとユニークなしぐさの中に、いつの世も変わらぬ人間の孤独や喜びといった感情を表現した独自の世界を紹介している。8月25日まで。

 野口さんは1980年、香川県生まれ。北陸での本格的な展覧会は初めてとなる。

 会場には彫刻と絵画合わせて37点を展示。彫刻は、うなだれた顔を手で覆う「STRIPE」や、背中に羽をつけた新作「CHEAP WINGS」が並ぶ。あたかも昔からあったかのように古びた絵画には、自転車に乗った武士などが描かれている。

 県内外のファンが次々に来場。東京から夫と訪れた中上恵麻さん(45)は「リアルな造形と、人間の心を伝えるというメッセージ性が魅力」と話した。会場は写真撮影やSNSへの投稿が可能で、お気に入りの作品を撮るファンの姿があちこちで見られた。

 個展はチューリップテレビと北日本新聞社共催。

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