北アルプス・薬師岳(2926メートル)の夏山開き安全祈願祭は8日、富山市亀谷(大山)の播隆(ばんりゅう)上人像公園であり、関係者50人が登山シーズンの安全を祈った。
播隆上人の像の前で、大川寺(同市大山上野)の堀江光道住職が仏事を執り行い、参列者が順に焼香した。同市観光協会の五十嶋博文理事が「遭難がないように努めていきたい」とあいさつ。酒井英幸大山行政サービスセンター所長が祝辞を述べ、関係者がテープカットした。
1泊2日の記念登頂会には93人が参加し、頂上に向け出発した。山頂の薬師堂で登山者の安全を祈願するため、大川寺で保管していた薬師如来像を運び出した。