塩尻市の奈良井宿で8日、和装で散策する人を撮影する催し「きもの町歩き&フォトコンテスト」があった。モデル39人と写真愛好家103人が参加。雨も降ったが、古い木造建築が残る通りで散策や撮影会を楽しんだ。
町歩きの参加者は、番傘を差したり、縁側に腰掛けたりしてポーズ。写真愛好家は「目線ください」「笑顔でお願いします」と声を掛け、夢中でシャッターを切った。
南アフリカ出身の英会話講師コラリー・ベンターさん(33)=塩尻市=はモデルを務め「(着物は)ワンダフル、エレガント」と笑顔。プロ写真家を目指しているアルバイト吉川創太さん(21)=松本市=は「歴史的な町並みに感激した。撮影の修業にもなった」と話していた。
9日まで開く「木曽漆器祭・奈良井宿場祭」の実行委員会が主催し、信濃毎日新聞社が共催。フォトコンテストの応募作品は7月上旬に審査する予定で、入賞者には旅行券などを贈る。