富山市で14~16日の3日間行われるアイスショー「ファンタジー・オン・アイス2019」のリハーサルが13日、会場となる同市総合体育館であり、冬季五輪2連覇の羽生結弦や昨年のグランプリファイナル女王の紀平梨花ら出演者が特設リンクの滑り心地を確かめた。
ファンタジー・オン・アイスは国際大会などで活躍中の選手と、プロスケーターが共演するイベント。県内では5年ぶり2度目の開催となる。
リハーサルには羽生のほか、平昌(ピョンチャン)冬季五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア)や坂本花織、宮原知子らが参加。本番さながらの雰囲気の中、音楽に合わせてジャンプのタイミングなどを入念に確認した。終了後は出演者同士で談笑するなど、リラックスした表情も見せていた。
前回に続き2度目の出演となる羽生は、富山はフィギュア日本男子初の金メダルに輝いたソチ冬季五輪後に訪れた「思い出の地」と言い、「楽しみながら全力で滑りたい」と意気込んでいた。
特設リンクは縦約42メートル、横約20メートルで、一般的なリンクより小さく、観客席との間に仕切りや段差がないのが特徴だ。紀平は「リンクが小さい分、迫力や一体感をより感じてもらえると思う」と話した。
チケットは完売している。北日本新聞創刊135周年記念事業。富山市、北日本新聞社、富山テレビ放送など主催。