軽井沢町で15、16日に開く20カ国・地域(G20)エネルギー・環境関係閣僚会合に合わせ、華道家の假屋崎(かりやざき)省吾さん(60)=東京=が13日、「玄関口」となる軽井沢駅に県産の花や木を材料にしたモニュメントを作った。会合参加者を花で歓迎しようと町が企画。色とりどりの花々をあしらった飾りに、道行く人たちが足を止めて見入っていた。
モニュメントは、県内各地の花き農家から取り寄せたカーネーションやダリアなど10種類約1200本を使用。シラカバの丸太を扇形に組み立て、花を生けた鉢を並べたつくりにした。窓の外の山々がシラカバの間から見える構造で、「(窓の外の)風景を扇の文様に見立てた」という。
町が10年ほど前から町内で個展を開いている假屋崎さんに制作を依頼した。假屋崎さんは「県内のきれいな花々と日本の文化である華道の魅力を(参加国に)発信できればいい」と話していた。