木漏れ日が降り注ぎ、緑が深まるブナ林=6月13日、福井県大野市巣原の平家平

木漏れ日が降り注ぎ、緑が深まるブナ林=6月13日、福井県大野市巣原の平家平

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ブナ1万本緑深く 福井・大野の平家平

福井新聞(2019年6月14日)

 福井県大野市巣原の姥ケ岳(うばがたけ)中腹に位置する平家平のブナ林一帯が、みずみずしい緑に包まれている。梅雨入りし、恵みの雨を受けたブナはいっそう色を深め、木漏れ日とともに入山者を優しく迎えている。

 平家平は標高600~1200メートルの森林地帯。かつて平家の落人が移り住んだという言い伝えがある。約40ヘクタールに1万本余りのブナが自生。根元が雪の重みで曲がり、それぞれが味のある姿で林立している。

 6月13日は雲一つない青空の下、鳥のさえずりが響き、頭上を覆う緑から柔らかな光が広がっていた。根元には若木やオウレンがじゅうたんのように生え、見渡す限り緑に包まれている。

 大野市街地から平家平までは約40キロ。登山口案内板から1時間ほど歩く。

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