福井県内の盆栽愛好家でつくる盆樹会、栽樹会、今立盆栽愛好会による合同盆栽展(福井新聞社後援)が6月15日、福井市の県産業会館で始まった。会員ら35人が多彩な36作品を披露、訪れた人の目を楽しませている。16日まで。
樹高75センチの堂々としたシンパクは、山本弘幸さん(鯖江)の作品。枯れた白い木肌と青々とした葉のコントラストが美しい。山昭雄さん(同)は、クチナシやクロマツ、カエデなど10センチ以下のミニ盆栽11点を並べた。「木の流れ、バランスが大切」と絶妙な配置で空間美を演出する。
ほかに季節の花を組み合わせたり、展示に石を配したりした作品もあり、盆栽の奥深い世界が人々を引き付けていた。