盛大に太鼓を打ち鳴らして盛り上がる男衆=6月14日夜、福井県高浜町三明の中町公園広場

盛大に太鼓を打ち鳴らして盛り上がる男衆=6月14日夜、福井県高浜町三明の中町公園広場

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3山大太鼓 迫力の響き 高浜七年祭開幕前に競演会 福井

福井新聞(2019年6月17日)

 6月23日に福井県高浜町で開幕する佐伎治(さきち)神社の式年大祭「高浜七年祭」を前に、三つの氏子地域「中ノ山」、「東山」、「西山」の大太鼓が一堂に会する大太鼓競演会が14日夜、同町三明の中町公園広場で開かれた。男衆が掛け声とともに盛大に大太鼓を打ち鳴らし、詰めかけた大勢の観衆を沸かせた。

 佐伎治神社氏子総代会と高浜地区区長会が開いた。

 午後7時半ごろ、3山の氏子たちがそれぞれ太鼓をたたきながら、続々と広場に集合。各山の男衆が「そーれ、そーれ」と掛け声を上げながら一斉に太鼓を打ち鳴らし、力強い音色を響かせた。

 その後、西山、東山、中ノ山の順に太鼓を披露。それぞれ他の山に負けじと、大きな音を響かせたほか、子どもも交じって大きな声を張り上げていた。広場を埋め尽くした約300人以上の観衆が迫力ある太鼓を満喫、各山の披露が終わると大きな拍手を送っていた。最後は再び一斉に打ち鳴らし、会場はこの日一番の盛り上がりをみせた。

 町内の60代の男性は「三つの山の太鼓が一堂に会することはそうない。祭り前に、こうやって盛り上がれるのはいい」と話していた。

 高浜七年祭は6年に1度、巳(み)年と亥(い)年に開かれ、若狭地域最大級の夏祭りとされる。今年は23~29日の7日間。太刀振りや神楽、曳山芸能などを奉納する。

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