中信地方が会場となった全国都市緑化信州フェア「信州花フェスタ」は16日、閉幕した。主会場の県松本平広域公園(松本市・塩尻市)と2カ所のサブ会場を合わせた来場者数は、この日70万人を突破。県などでつくる実行委員会が目標に掲げた50万人を大きく超えた。
同公園での閉会式で、阿部守一知事は都市緑化の意義について「潤いある街になるだけでなく、地球温暖化問題にも貢献する。花と緑ある街づくりをいっそう進める」とあいさつ。取材には、今後も街路樹や公園の整備で緑化を推進すると述べた。
4月25日の開幕から53日間の花フェスタを支えたボランティアは、会場を後にする人たちにゼラニウムやサルビアの鉢植えを手渡して見送った。
花フェスタに合わせ、同公園には15万株以上の大花壇「北アルプスと花の丘」を整備し、来場者も植え付けに参加。大町市や北安曇郡松川村、安曇野市のサブ会場では、フラワーアーティストの企画展などを開いた。5月23日の全国都市緑化祭には秋篠宮家の長女眞子さまが出席された。
来年は広島県で「全国都市緑化ひろしまフェア」が開かれる。