収穫のピークを迎え、たわわに実ったビワ=6月19日、福井県おおい町大島

収穫のピークを迎え、たわわに実ったビワ=6月19日、福井県おおい町大島

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福井県おおい町のビワ「10年に1度の大豊作」

福井新聞(2019年6月20日)

 福井県おおい町大島地区特産のビワの収穫がピークを迎えている。「若狭大島ビワ生産組合」の組合長によると、今年は「10年に1度くらいの大豊作」。山の斜面の木々に直径約5センチの実が鈴なりに実り、オレンジ色に染まっている。収穫は今月末まで続くという。

 小浜湾に面した同地区では現在、同組合の9軒を中心に栽培。今年は収量の多い「表年」。冬の少雪で木々が傷まなかったため、予想以上の豊作になったとみている。

 組合長の父が所有する山林にはビワの木が約50本あり、5月末に収穫を始めた。6月19日は同組合長と母の2人が次々ともぎ取り、籠に詰めていった。柔らかな果肉はみずみずしく上品な甘さが特長。地元スーパーや同町成海の道の駅「うみんぴあ大飯」に出荷している。

 同地区産のビワは「甘さが際立っている」と組合長。「豊作に恵まれたのも、苦労してビワ作りに励んだ先祖のおかげ。ぜひ多くの人に食べてもらいたい」と話している。

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