導水管から勢いよく流れ出る水を床面に描く平井さん

導水管から勢いよく流れ出る水を床面に描く平井さん

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床面に"水の巨大生物" 入善町森発電所美術館

北日本新聞(2019年6月21日)

 日本画家、平井千香子さん(上市)が、7月13日からの個展会場となる入善町の下山芸術の森発電所美術館で、30日まで公開制作に励んでいる。水中の巨大生物をイメージした作品を、約15メートル四方の床面にダイナミックに描いている。見学は無料。

 同館は旧発電所の建物を利用しており、発電機や導水管がそのまま残されている。平井さんはこの空間を生かし、想像上の生き物が巨大な導水管から勢いよく流れ出る水の中をうごめく姿を、ブルーの水性塗料を用いて表現した。

 個展(北日本新聞社共催)では、巨大な絵の上を自由に歩きながら鑑賞できる。平井さんは「なかなかできない体験で完成を楽しみにしてほしい」と話している。

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