東御市と群馬県嬬恋村にまたがる湯の丸高原一帯で、国の天然記念物レンゲツツジ群落が見頃を迎えつつある。21日、群落のある「つつじ平」は五分咲き、地蔵峠周辺は満開になり、訪れた観光客が写真を撮りながら、散策していた。
つつじ平では、つぼみのレンゲツツジに交じり、朱色やだいだい色の花で満開になっている株も見られた。都内から訪れた金子昌弘さん(73)は「すごく美しい。高山植物もきれい。カッコウの鳴き声も聞こえ良かった」と話していた。
地蔵峠からつつじ平までリフトを運行する湯の丸観光開発によると、つつじ平はあと3日ほどで満開を迎える見込み。23日は催しが開かれ、野菜やチーズといった地元産品や地ビールの販売、合唱やジャズの演奏などがある。