コミュニティースペースに展示された山車を見学する上田社長(左)と萩会長

コミュニティースペースに展示された山車を見学する上田社長(左)と萩会長

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新社屋に夜高行燈 砺波工業 地元伝統の祭りPR

北日本新聞(2019年6月23日)

 砺波市の建設会社、砺波工業は、5月に完成した新社屋のコミュニティースペースに、地元の夜高行燈(あんどん)を展示した。約1カ月飾り、伝統の祭りをPRし、地域に開放するコミュニティースペースの利用にもつなげる。

 展示したのは、桜木町の行燈上部の山車(だし)。伝統を広め、地元に貢献したいという上田信和社長(52)の思いから実現した。

 山車は高さ2・5メートル、幅1・8メートル、奥行き5メートル。新社屋横の桜木町公民館で住民が毎年製作しており、町名にちなんだ桜を基調とした鮮やかな花柄が特徴で、約30年ぶりに竜の舟を復活させた。14、15の両日に砺波市中心部で開かれたとなみ夜高まつりで披露された。

 上田社長は「近くで見れば見るほど引き付けられる。ぜひ見学に来てほしい」と話し、萩伸之町内会長(59)は「町内一丸となって作った行燈が展示されうれしい」と喜んだ。

 コミュニティースペースは平日午前9時~午後4時に開放する。今後、夜間のライトアップも予定している。

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