第25回高岡市民美術展が22日、同市美術館で開幕した。日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の6部門で市民の力作や招待作家の秀作計348点を展示し、初日から美術ファンらが続々と訪れた。7月6日まで。
一般公募は16~96歳と幅広い年代から266点が寄せられた。今回から新たに佳作を設け、50点が入賞、215点が入選した。
勝興寺の境内の風景を淡い色彩で描いた日本画、時空を超えてユーモラスに表現した洋画、鉄板や鉄の棒を絶妙に構成した彫刻、漆の飾り小箱に蒔絵で波の様子を創作した工芸など各部門の大賞作をはじめ意欲作が並ぶ。書は構成の妙や字形の確かさが目を引き、写真は景色、人物、動物など多彩な題材がそろった。
観覧無料。月曜休館。29日午後1時から表彰式、同2時から作品講評会がある。問い合わせは同市美術館、電話0766(20)1177。