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能登さくら駅、1年通し花の名所に 穴水、女性グループが植栽

北國新聞(2019年6月23日)

 桜の名所として知られるのと鉄道能登鹿島駅(穴水町)で、地元の女性グループが桜以外の花を増やす活動を続けている。春でなくとも多彩な花を楽しめる場所にしたいと5年前から花壇への植栽を続け、花の種類は80を超えた。「能登さくら駅」の愛称で親しまれる同駅だが、最近は写真映えするスポットとして観桜期以外に訪れる旅行者も増えている。
 花を植えているグループは「桜娘(さくらむすめ)ズ。」で、世話人の佐藤まゆみさん(67)=穴水町鹿島=ら地元の9人が所属する。2014年から種や苗などを地道に植え続け、22日までに花が30種類、ハーブが50種類となった。
 グループの活動が実を結び、駅ホーム周辺は年間を通じて花が咲くようになった。2月のスイセンに始まり、春から夏にかけては桜、のとキリシマツツジ、アジサイ、ヒマワリが楽しめ、11月ごろにはキバナコスモスが見頃を迎えるという。
 佐藤さんによると、今年は春先から花壇目当てに駅を訪問する観光客が増えた。桜が散った後も旅行者が立ち寄ったり、若い女性が写真を撮影したりしている。駅舎にある旅行者用の寄せ書きノートには、桜についてばかりでなく、花壇への感想も増えてきたという。
 グループは29日、花壇で育てたキバナコスモスの花苗やハーブなど約150株を同駅で配布する。佐藤さんは「花は老若男女誰しもの癒やしになる。花で家や町を彩ってほしい」と話した。

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