白馬高校(白馬村)国際観光科2年生は22日、生徒が考案した昼食のコース料理を提供し、生徒が接客する「高校生レストラン」を白馬東急ホテル(同)で初めて開いた。保護者ら計14組の約40人が訪れ、生徒たちは緊張しながらも積極的に話し掛け、練習の成果を発揮した。
この日は観光コースの生徒12人が参加。三つのグループに分かれ、テーブルごとに送迎と配膳を担った。配膳の際には、信州サーモンや豚肉など、地元食材を使った料理の特色を説明。料理を出す合間にはパンを配ったり、水を注いだりして客とコミュニケーションを取った。村内から夫婦で訪れた馬場広志さん(66)は生徒の姿に「楽しみつつ、自然な笑顔が出ていて良かった」と満足そうだった。
白馬東急ホテルの吉野良平総支配人は「生き生きと動いていて安心して見ていられた。和やかな雰囲気など、生徒たちから教わることもあった」と話していた。