「愛本刎橋」の模型を見せながら解説する中村さん(右)

「愛本刎橋」の模型を見せながら解説する中村さん(右)

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愛本刎橋解説、治水へ思い 黒部・吉田科学館がツアー

北日本新聞(2019年6月24日)

 黒部川扇状地の成り立ちや自然を学ぶ黒部市吉田科学館の「ジオ&みずはくツアー」が23日始まり、市内外の26人が流域にある名水スポットや自然・歴史の名所をバスで巡った。

 初回は「扇状地のダイナミックな水循環」をテーマに、入善町の国指定天然記念物「杉沢の沢スギ」や生地湧水群などを巡った。ツアーは、来年3月まで計5回開く。

 同市宇奈月町下立の愛本橋近くでは「愛本刎(はね)橋」の模型を使った解説があった。模型は黒部川扇状地水博物館の地域学芸員、中村康昭さん(73)が製作し、江戸時代、「日本三奇橋」の一つとされた愛本刎橋を約100分の1サイズで再現している。

 中村さんは模型を見せながら橋の構造などを伝え、参加者は治水の歴史に思いをはせた。

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