駒ケ根市で23日、外国の大使や公使、その家族らとの交流イベント「こまがね大使村まつり」が開かれた。市民有志による同時開催の定期市「子育て地蔵尊すくすく縁日」に7カ国のブースが設けられ、民族衣装や楽器などを紹介。市内で暮らす外国人も駆け付けて舞踊を披露した。
会場は青年海外協力協会(JOCA)の本部建物が面する商店街。ミクロネシア連邦のブースではココナツの葉で作ったウミガメ形の工芸品を販売、ブルキナファソのブースでは打楽器ジャンベを紹介した。同市赤穂小学校4年の永井きよさん(10)はマラウイの国旗のシールを顔に貼り、「楽しい」と家族や友人と各ブースを見て回った。
市民に国際交流の幅を広げてもらう市の「大使村プロジェクト」の事業で、大使村まつりは2回目。市在住の外国人と交流できるようにと、市内のボランティア団体「地球人ネットワークinこまがね」の外国人会員はタイやフィリピンの舞踊を披露した。タイ出身で同市のパート従業員小原ネーラックさん(50)は「緊張で所々振り付けを忘れてしまったけれど楽しかった」と笑顔で話していた。