製作が進む二つ山車=福井県あわら市春宮3丁目

製作が進む二つ山車=福井県あわら市春宮3丁目

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二つ山車13年ぶり出陣 福井、7月に金津祭

福井新聞(2019年6月26日)

 7月13日に開幕する福井県あわら市無形民俗文化財の金津神社の例大祭「金津祭」(福井新聞社後援)で、屋台に2体の武者人形が乗る「二つ山車」が13年ぶりに巡行する。当番区の住民は「二つ山車は豪華で迫力もある。祭りを盛り上げたいという町衆の心意気が伝われば」と本番へ向け気持ちを高めている。

 祭りは15日までの3日間で、高さ6メートルを超す勇壮な人形山車やみこし巡行、曲太鼓の奉納、日用品で作る本陣飾り物などで構成される。13日に武者行列、14日に山車の巡行がある。

 山車は金津地区25区のうち、当番を担う15区を3ブロックに分け、ブロック内の区が持ち回りで担当している。今年は中央区、十日区、六日区がそれぞれ山車を巡行、東区が神社みこしを担当する。山車の前には三味線や笛、太鼓を演奏する部隊が乗る「前屋台」と呼ばれるトラックの荷台を走らせ、祭りをにぎやかに彩る。

 二つ山車を奉納するのは6年ぶりの当番区となる十日区。13年前も二つ山車を巡行したのは同区だった。「小さい区ではあるが、祭りを何とか盛り上げ、町内の活性化につなげたい」と昨年の祭りが終わった7月下旬、二つ山車の奉納を決め、坂井市三国町の人形師、岩堀雄樹さん(29)に依頼した。

 テーマは「桃太郎の鬼退治」。今月16日には2体の胴体部分が完成し、あわら市春宮3丁目の山車小屋に運び込まれた。住民ら約30人が屋台に載せる作業を手伝い、現在は岩堀さんが衣装の"着付け"を行うなど最終調整に入っている。同区の松井利夫区長(69)は「完成が楽しみ」と製作過程を眺めながら心待ちにしていた。

 各本陣前で披露する子どもたちの踊りや山車に乗り込む囃子方(はやしかた)の練習も連日行われ、祭りムードが高まっている。

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