赤城山西福寺開山堂にある石川雲蝶の作品。中央に烏天狗を配している=魚沼市(中島すい子さん提供)

赤城山西福寺開山堂にある石川雲蝶の作品。中央に烏天狗を配している=魚沼市(中島すい子さん提供)

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雲蝶ファンにお勧めツアー 異なる作風一度に満喫 南魚沼

新潟日報(2019年6月28日)

 新潟県南魚沼市の地域観光ガイドで、南魚沼雲蝶会の会長を務める中島すい子さんが企画した「ワンランク上の雲蝶ツアー」が7、8月に行われる。魚沼市にある石川雲蝶の作品だけでなく、旧栃尾市(長岡市)などにある作品も鑑賞する。5月と6月にも実施した中島さんは「リピーター向けに、魚沼とは作風が異なる作品を選んだ」と参加を呼び掛けている。

 石川雲蝶は幕末から明治にかけて活躍した彫刻師で、魚沼市をはじめ県内各地に作品を残した。その高い技術から「越後のミケランジェロ」と呼ばれている。

 東京都や県内でバスガイドをしていた中島さんは、その経験を買われ、雲蝶生誕200年の前年、2013年から、六日町観光協会主催のバスツアーのガイドを務めている。

 雲蝶作品に詳しく、魚沼地域の民家に残る作品を探したり、住民から雲蝶にまつわるエピソードを聞いたりして「私の恋した雲蝶さま」という題名の本も執筆した。

 今回、独自に企画したツアーは、JR六日町駅を出発して越後湯沢駅を経由、魚沼市と旧栃尾市などを巡る。

 目玉は、栃尾の秋葉三尺坊奥の院と貴渡(たかのり)神社だ。いずれも建物全体に彫刻が施されている。

 秋葉三尺坊奥の院の作品は、烏天狗(からすてんぐ)が酒盛りをしたり、若武者と試合をしたりしている。貴渡神社の作品は養蚕が題材で、餌にする桑摘みや機織りの様子が彫られている。

 今年、観光協会のバスツアーは9月15日から12月1日までの日曜に行われる。昨年は夏休み期間を除く6月から11月の日曜、祝日に行われた。今年は期間を短縮し、参加者の多い時期に集中した。中島さんによれば「毎年、春から夏にかけて訪れるリピーターもいる」ことから、5月から8月まで月1回、独自のツアーを企画した。

 中島さんは栃尾の2作品について「どちらの作品にもストーリー性がある。ツアーで最初に訪れる、魚沼市の赤城山西福寺開山堂の、見る者を圧倒する作品とは異なる魅力がある」と話す。5、6月のツアーに参加したリピーターに「このような作品は初めて見た」と驚かれたという。

 ツアーは7月21日と8月18日に行われる。代金は昼食付きで8900円(消費税込み)。申し込みは、出発日の4日前までに昭和観光、0120(4082)49へ。

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