川上村出身の宇宙飛行士油井亀美也さん(49)が手掛けたイラストを展示する「油井画伯展」が、佐久市子ども未来館で開かれている。油井さんの意外な一面を紹介しようと同館が企画。国際宇宙ステーション(ISS)で撮影した星座の画像に、独特のタッチで描いたイラストを重ねた作品などが並んでいる。
イラストは、油井さんが自身のツイッターで度々公開して反響を呼んだ。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月、茨城県つくば市の筑波宇宙センターで画伯展を開催。地元の人にも紹介したいと同館がJAXAに依頼した。
イラストは、カニやキリン、犬、ハトといった星座の動物を、白い線や丸、三角形などの図形を組み合わせるなどして表現。画像に写るISS実験棟の丸形の部品をカニの目に見立てて描いた作品は「フォロワー(ツイッターの読者)さんのアイデア」と解説を添えた。
子どもを連れて訪れた主婦大坪舞子さん(31)=佐久市岩村田=は「星座がイメージしやすいすてきなイラスト」と話していた。来年3月31日まで。木曜休館。