富山市岩瀬小学校の児童が2日、地元で27日に開かれる「岩瀬みなと祭」に向け、同校で「岩瀬まだら」の踊りと謡(うたい)の練習に取り組んだ。
岩瀬まだらは江戸時代から地区に伝わる祝い唄で、日本遺産の「北前船寄港地・船主集落」で構成文化財の一つに認められた。毎年祭りでは、希望する子どもたちが出演し、披露している。
1~6年生38人が参加し、踊りと謡に分かれて練習。踊りは地元の日本舞踊家、花柳松香さんが主宰する花柳松香会が教え、子どもたちが扇を手に動きを確認した。謡は岩瀬まだら保存会が指導した。
岩瀬みなと祭は今年で72回目。同市岩瀬天神町の岩瀬カナル会館をメイン会場に開く。児童は両会のメンバーらと共に出演し、ステージを盛り上げる。