イノシシ肉のチャーシューと氷見カレーの缶詰を試作する生徒

イノシシ肉のチャーシューと氷見カレーの缶詰を試作する生徒

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特製カレー進化 氷見高生19年度版缶詰試作

北日本新聞(2019年7月5日)

■イノシシ肉軟らかく、煮干し風味アップ

 氷見高校の農業科学科と海洋科学科の3年生9人が4日、同校実習棟でイノシシ肉のチャーシューと地元野菜を使った特製カレーの缶詰を試作した。昨年、3年生が取り組んだ「極味 猪~☆見★哩(チョービミカレー)」の2019年度版。市関係者らに試食してもらい、さらに改良する。

 イノシシ肉は硬く、昨年はサラダ油に漬け込むなどして軟らかくした。

 今年も試行錯誤し、ヨーグルトに漬けた後、調味液に浸して焼いたものが、味や軟らかさを含め教諭に好評だった。農業科学科の水上純菜さんは「食べやすくなり、カレーにマッチした」と話す。

 カレーは煮干しのスープをベースにした「氷見カレー」。タマネギやニンジンを氷見産にし、地元色を前面に出した。海洋科学科の林陸斗さんは「煮干しの風味が出るよう長く煮た」と工夫を明かした。

 この日は缶にチャーシュー20グラムとカレー160グラムを入れ、専用装置を使って缶詰を15個作った。市と連携協定を結ぶ名城大農学部の関係者にも試食してもらえないか検討する。
☆は氷に濁点 ★は口へんに加

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