射水市のじた保存会員からのじた踊りを教わる住民

射水市のじた保存会員からのじた踊りを教わる住民

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のじた踊り もっと盛大に 新湊の有志 射水市保存会設立

北日本新聞(2019年7月6日)

■27日納涼祭 参加者募集 市内全域で継承目指す 

 射水市新湊地域を中心に継承される盆踊り「のじた踊り」の裾野の拡大を目指し、地域の有志や新湊のじた保存会員らが、射水市のじた保存会を設立した。27日午後6時から川の駅新湊(同市立町)前の紺屋町通りで開く「のじた踊り納涼祭」に向け、川の駅で講習会を開いている。同保存会は「踊りを継承することで、地域のにぎわいづくりに役立てたい」とし、講習会や祭りの参加者を募っている。

 市のじた保存会によると、のじた踊りはかつて旧新湊市や旧射水郡の一帯で普及した。新湊地域では1980年ごろから毎年町流しや屋台を置いた輪踊りを行っていた。数百人が参加する盛大なイベントだったが、次第に規模が縮小したり行事が行われなくなったりしたという。

 新湊のじた保存会の会員の高齢化などを受け、射水商工会議所の加治秀夫副会頭ら地域有志が市内全域での継承を目指して市のじた保存会を4月に設立。新湊のじた保存会や新湊地域の小学校PTAなどが加盟している。

 旧市役所新湊庁舎に飾られていた音頭屋台を川の駅新湊が18年に譲り受けており、27日の納涼祭では町流しと音頭屋台を活用した輪踊りを行う。

 1日夜に開かれた講習会では、児童や住民ら約30人が市のじた保存会員から踊りを教わった。同保存会長の加治副会頭は「祭りの規模を復活させていきたい。踊りを覚えている人にも参加してもらいたい」と話している。

 川の駅での講習会は8、22の両日、午後7時半から行う。

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