メインの35キロのコースでスタートする出場者たち

メインの35キロのコースでスタートする出場者たち

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中ア、魅力感じ駆ける トレイルラン大会に600人

信濃毎日新聞(2019年7月8日)

 中央アルプスの山道を駆ける初めてのトレイルランニング大会「中央アルプススカイラインジャパン」が7日、駒ケ根市発着で開かれた。中アの魅力を発信しようと、標高差のある険しいコースなど四つを設定。県内外、海外から計601人がエントリーし、緑が美しい山道に挑んだ。

 メインコースは35キロ。同市の駒ケ池を出発し、空木(うつぎ)岳へ向かう登山道を駆ける。その後、宮田村の宮田高原へ向かって黒川林道を登り、駒ケ根ファームスがゴール。他のコースは駒ケ池をスタート後に宮田高原に登る18キロ、初心者向けの10キロ、舗装路の多い4キロ。雨が降ったり晴れ間がのぞいたりする中、ゴールを目指した。

 35キロの男子は大町市出身のプロランナー上田瑠偉(るい)さん(25)=さいたま市=が3時間32分44秒で優勝し、「日本のアルプスをコースにしたことに意義があると思う。最初の大会で優勝できてうれしい」。女子は東京都の会社員上田絢加さん(26)が5時間3分4秒で優勝した。

 大会は駒ケ根市のアウトドア店経営の後藤哲也さん(46)が、5年前に東京から地元にUターンしたことを機に、仲間と実行委員会をつくり企画し、コースを自分たちで整備した。後藤さんは「想像以上の参加がありうれしい。大会を継続させたい」と話していた。

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