日本を代表するスルメイカ産地である能登町小木をPRする観光プラン「イカの合宿」のモニターツアー(本社後援)は9日、町内で行われた。町外から参加した12人が宇出津の魚市場などを見て回り、港町の魅力に触れた。
能登町越坂のホテルのときんぷらに宿泊した参加者は9日朝、宇出津港周辺の定置網漁で採れたアジやタチウオなど鮮魚が並ぶ地方卸売市場を見学。町内唯一の鍛冶屋である「ふくべ鍛冶」では持参した包丁を研ぎ、切れ味を確かめた。
小木地区活性化センターでは、冷凍スルメイカ「船(せん)凍(とう)イカ」をイカソーメンに調理し、地元の水産物加工・販売会社が開発した「いしりらーめん」とともに味わった。ツアーはホテルのときんぷらと能登九十九湾振興協議会が小木のファン獲得につなげるため企画した。