旧美山町での福井豪雨の被害を伝える写真展=7月9日、福井県福井市美山公民館

旧美山町での福井豪雨の被害を伝える写真展=7月9日、福井県福井市美山公民館

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福井豪雨の被害、写真で 福井・美山公民館で展示

福井新聞(2019年7月10日)

 バスも乗用車も濁流に沈み、土石流に襲われた住宅の1階は泥と岩で埋まった―。2004年7月18日に発生した福井豪雨で、旧美山町(現福井県福井市)の被害を伝える写真展(福井新聞社主催)が7月9日、同市美山公民館で始まった。15年前の生々しい様子を収めた108点が並び、訪れた人が当時の思い出を振り返っている。15日まで。

 同公民館との共催。豪雨災害を風化させず、当時を知らない子どもたちにも知ってもらい、災害への備えや避難行動を考えるきっかけにしてもらおうと企画した。

 住民や当時、美山町職員だった人が撮影した写真が多い。土石流にのみ込まれる集落や、足羽川からの激流が大量の流木とともに道路標識をへし折った様子など、町を襲った瞬間をとらえているものが多数ある。濁流が押し寄せ屋根の上に逃れた家族、役場に避難し心配そうに窓の外を見下ろす住民、腰まで水に漬かりロープをたどって逃げる男性の写真などもある。

 また、04年10月に町民から広く写真を募って開催した「美山豪雨水害写真展」を15年ぶりに復刻させたコーナーもある。当時、町立図書館長だった林幸男さんが記した説明文が添えられている。会場では、豪雨当日に大野市内の男性が町の中心部を歩いて撮影した動画も上映している。

 会期中は休館しない。最終日の15日には隣接する市木ごころ文化ホールで、福井豪雨体験者による防災ワークショップが開かれる。午後0時半開場、同1時開始。

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