七尾市能登島沿岸の七尾湾に生息するミナミバンドウイルカが10日までに、子どもを産んだことが分かった。七尾湾イルカ保護委員会によると、同湾をすみかとするイルカは14頭となった。
10日午前8時半ごろ、同市能登島祖母ケ浦町の民宿「成田屋」の成田芳信さん(65)がドルフィンスイムの船を出したところ、親イルカに寄り添う小さいイルカを確認した。同委員会に伝えたところ、生まれたての子どもであることが分かった。成田さんは「群れに囲まれるように泳いでいた。元気に育ってほしい」と話した。
ミナミバンドウイルカの群れに子どもが産まれるのは5年連続で、七尾湾イルカ保護委員会は「程よい距離感で見守っていきたい」(担当者)とした。