十日区・桃太郎の鬼退治

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勇壮山車いざ旗揚げ 福井・あわら金津祭 13日開幕

福井新聞(2019年7月11日)

 福井県あわら市指定無形民俗文化財の「金津祭」(福井新聞社後援)が7月13~15日、同市旧金津町市街地で開かれる。中日の14日は、呼び物の高さ6メートルを超す勇壮な人形山車が路地を練り歩く。にぎやかなお囃子(はやし)や力強い太鼓演奏が響き渡り、市街地は終日熱気に包まれる。

 山車巡行は1897年に金津神社の社殿修復と境内拡張を機に始まった。現在は金津地区25区のうち16区を3ブロックに分け、ブロック内の区が持ち回りで担当している。今年は中央区の「弁慶」、十日区の「桃太郎の鬼退治」、六日区の「源義経」が巡行する。山車の前には「前屋台」と呼ばれる三味線や笛、太鼓を演奏する部隊が乗るトラックを走らせる。

 山車は午前9時ごろに各区を出発。子どもたちが囃子方(はやしかた)として乗り込み、17の本陣を巡る。各本陣前では出迎える住民らに子どもたちの踊りや太鼓を披露する。10日は住民らが、完成した山車に区名が書かれた看板を取り付けるなどし、本番に備えていた。

 前日祭の13日は、初代福井藩主結城秀康の重臣として越前と加賀の国境の鎮めを任された「多賀谷左近三経公」と徒武者(かちむしゃ)に扮(ふん)した市民らによる武者行列がある。午後2時15分から同市金津本陣IKOSSAで出発セレモニーを行った後、中央区、天王区、新富区、水口区の本陣を巡り、同5時に金津神社に到着する。約390年の歴史がある「本陣飾り物」のコンクール(福井新聞社後援)もあり、各区が出来栄えを競う。

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