受賞作を鑑賞し、構成の美に触れる来場者=金沢21世紀美術館

受賞作を鑑賞し、構成の美に触れる来場者=金沢21世紀美術館

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新時代、精進の筆 金沢21美で石川の書展

北國新聞(2019年7月14日)

 石川の書展(石川県書美術連盟、北國新聞社主催)は13日、金沢21世紀美術館で開幕し、新時代の精進を物語る774点が並んだ。墨の濃淡、余白のバランスに気を配った意欲作を鑑賞した来場者は、石川独自の書壇の力強い発展を目指す作家の意気込みを感じ取った。
 同連盟が年に一度開く展覧会で、今回は「会員の部」の出品作260点、「一般の部」の入選作514点が展示された。会派や社中を超えて漢字やかななどの秀作が競い合い、公正な審査と、賞制度の充実で独自の書壇を築く「石川方式」の確かな歩みを示した。
 リズム感のある文字の配置が評価され、大賞に輝いた中井芳悠(ほうゆう)さん(44)=白山市=の「開先寺(かいせんじ)に宿(しゅく)す」をはじめ、準大賞の高山裕子さん(70)=金沢市=の「山時鳥(やまほととぎす)」、水上佳雪さん(72)=白山市=の「對雪(ゆきにたいす)」などの受賞作が、書を志す来場者の向学心をかき立てた。
 19日までで、会期中の各日午後2時から作品解説が行われる。入場料は500円で、高校生以下は無料となっている。

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