大北地域の5市町村や農業団体などでつくる北アルプス山麓農畜産物ブランド運営委員会は18日、各市町村が地元食材を使って考案したB級グルメの提供店を巡るスタンプラリーを20日から始めると発表した。食を通じて誘客を図り、繰り返し地域を訪れてもらおうと初めて企画した。
委員会は昨年度、地元食材を使ったB級グルメを公募。各市町村が審査し、小谷村の「あんかけ小谷そば」など5品をそれぞれ選んだ。本年度からは希望する店舗が地元市町村のメニューを提供。辛さを加えるなど、店ごとに工夫やアレンジも加えている。
スタンプラリーは来年6月末までの1年間行う。食材の時季や収穫量に応じて、四季ごとに提供店を変える。9月30日までの夏期間は計17店が参加。集めたスタンプの数に応じて、地元食材が当たる抽選に応募できる。提供店の地図や台紙は各店や市役所、町村役場、道の駅などに置く。
運営委は「子どもからお年寄りまで楽しめる地域ブランドとして、観光のツールにしたい」としている。5品は他に、白馬村の「白馬つけみそラーメン」、松川村の「黒豆コロッケ」、池田町の「あっぱれ豚丼」、大町市の「凍りもちだんご」。