アートを持つ楽しみを知って―。個人が趣味で集めた若手作家の絵画や立体作品などを紹介する企画展が20~28日、小矢部市のアートハウスおやべで開かれる。市民有志らでつくる実行委員会は「アートは日々の生活にパワーや豊かさを与えてくれる」とPRする。
絵を描くのが好きだった実行委代表の絵里さん(32)=小矢部市=は数年前にアクセサリーなど手作り作品が並ぶ会場で、気に入った絵を見つけた。購入して自宅に飾ったところ、暮らしに活力が生まれるのを実感した。
若手の作品には、斬新で将来性を感じさせ、数千円と安く買えるものがある。イベントやギャラリーで作家と交流する機会があり「本人と出会えるのも現代アートのメリット」と語る。
アートを持つ楽しさを伝え、若手作家の支援にもつなげようと、石川県の友人らと実行委をつくり、企画展を初めて開くことにした。メンバーが収集した20~30代の作家13人の絵画や人形、フォトコラージュなど約30点を並べる。絵里さんは「手軽に買えるアート作品があり、身近に置けば満足感が得られることを伝えたい」と話している。
企画展は入場無料。24日は休館日。問い合わせはアートハウスおやべ、電話0766(53)5344。