作家の故火坂雅志さんの直筆原稿などを集めた特別展のテープカットをする、妻の中川洋子さん(右)と林茂男・南魚沼市長=同市図書館

作家の故火坂雅志さんの直筆原稿などを集めた特別展のテープカットをする、妻の中川洋子さん(右)と林茂男・南魚沼市長=同市図書館

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兼続の精神今の世にも 天地人作者火坂さん特別展 南魚沼

新潟日報(2019年7月24日)

 現在の新潟県南魚沼市に生まれた戦国武将、直江兼続を描いた小説「天地人」の作者、故火坂雅志さんの特別展が同市図書館で開かれている。兼続の没後400年を記念したもので、会場には愛用品や直筆原稿、写真などが並ぶ。

 「天地人」は2004~05年、新潟日報に連載された。09年にはNHKの大河ドラマとなり、同市や上越市、長岡市などに大勢の観光客が訪れた。火坂さんは15年に病気のため、58歳で死去した。

 19日に開かれた特別展の開会式で、林茂男市長は「図書館は夕方になると高校生が多く集まる。若い世代に兼続公の義の精神を伝えていきたい」とあいさつ。

 火坂さんの妻、中川洋子さん(神奈川県)は「(火坂さんは)日ごろから弱い人、報われない人の思いを大切にして執筆していた。『天地人』はその表れ。展示品を見て、彼の思いを感じ取ってほしい」と話した。

 特別展では、火坂さんが使い込んだ万年筆やボールペン、筆のほか、何カ所も書き直した跡のある直筆原稿、味わい深い書体で書かれた色紙、若き日の写真などが展示されている。

 同展は9月1日まで。入場無料。

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