新しく発見された利長の書状。27日からの特別展で初公開する

新しく発見された利長の書状。27日からの特別展で初公開する

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利長の築城指示書状発見 高岡市立博物館27日から公開

北日本新聞(2019年7月24日)

 高岡市立博物館(廣瀬由美子館長)は、27日から同館で始まる特別展「高岡開町410年記念 前田利長書状展」で、新たに発見された書状を初公開する。城の建築に関するもので、中には「天守」の記述もある。特別展は10月14日まで。

 書状は神奈川県の男性が昨年オークションで落札した。宛先は五兵衛とあるが、書かれた年は不明。「足代(あししろ)(木材を組んだ足場)の木はどこでも使うように。天守にある木は足代には太くないか。二ノ丸でそれを使うように」などと利長が指示している。

 書状で「天守」「天守屋敷」とあるのは、内容から本丸の意味で使われているという。利長が1611年に書いたとされる別の書状に五兵衛宛てのものがあり、五兵衛が同一人物で、同時期に書かれたとすれば、初公開の書状は高岡城築城時のものの可能性もある。

 同博物館の仁ヶ竹亮介副主幹学芸員は「この書状が今後のさらなる研究に役立つことを期待している」と話している。

 特別展では利長の書状など計38点を展示する。入館無料。開館は午前9時~午後5時で、月曜休館。

 初日の27日は富山市郷土博物館の萩原大輔学芸員、8月31日は金沢学院大の見瀬和雄名誉教授、9月28日は金沢城調査研究所の大西泰正さんが講演する。8月3日、9月7日、10月5日は学芸員による解説もある。いずれも午後2時から。

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