射水市新湊地域のブランド魚を目指す「万葉かれい」の特別メニューが、同市中央町(新湊)の割烹(かっぽう)かわぐちで25~27日に提供される。1日8食限定で、価格は1500円(税別)。
万葉かれいは新湊漁協に所属する若手漁師でつくる「沿岸漁業研究会」が、2012年からブランド化を進める高品質のマコガレイ。水揚げしてから水槽に入れて泥を吐かせ、風味を増してから出荷している。
今年5月の初競りでは重さ800グラムの大物に1匹8万円の値が付くなど、ブランド魚として定着しつつある。ただ、漁獲量が限られ地元でも目にする機会は少ない。特別メニューは気軽に味わってもらう機会を設け、おいしさを知ってもらいたいと同会が企画した。
メニューは天ぷらまたは唐揚げに、手打ちそばが付く。500円(税別)を追加すると万葉かれいの刺し身も味わえる。
同会の東海勝久さん(44)とメニューを考案した割烹かわぐち料理人の川口貴之さん(39)は「天ぷらや唐揚げにした万葉かれいを食べられるのはぜいたくなメニュー。風味豊かな味わいを楽しんでほしい」と話している。