津幡町湖東の河北潟干拓地で25日、夏の風物詩「ひまわり村」の開村式が行われた。約35万本で全長約800メートルの迷路が作られ、金沢、かほく、津幡、内灘の園児約180人が高さ約1・8~2メートルに育ったヒマワリに歓声を上げた。
ひまわり村は約2・3ヘクタールで、観賞用のヒマワリ「ハイブリッドサンフラワー」が育てられている。無事故を願い、8年前に交通事故で亡くなった京都府の園児が育てていたヒマワリの「子孫」も花を咲かせた。
見頃は8月上旬まで続く見込みで、7月26日~31日の午後7時半~同9時にライトアップされる。
式では、名誉村長の谷本正憲知事と村長の矢田富郎津幡町長があいさつし、副村長の油野和一郎かほく市長、川口克則内灘町長らが加わってテープカットが行われた。出席者に河北潟干拓地産のスイカが振る舞われた。
ちいろばこども園(津幡町)の三尾結菜(みおゆいな)ちゃん(5)は「みんなの背より大きくてすごかった。立派に育ってくれてうれしい」と笑顔を見せた。