対局終了後、感想戦を繰り広げる許碁聖=北國新聞会館

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許碁聖が勝ち1勝2敗 金沢で碁聖戦第3局

北國新聞(2019年7月28日)

 囲碁の許家元(きょかげん)碁聖(21)に羽根直樹九段(42)が挑戦している第44期碁聖戦5番勝負第3局(北國新聞社、新聞囲碁連盟、日本棋院、関西棋院主催)は27日、金沢市の北國新聞会館で行われ、午後5時49分、162手で許碁聖が白番中押し勝ちし、対戦成績を1勝2敗とした。
 羽根九段の2連勝を受け、5番勝負のかど番に追い詰められている許碁聖が、今月7日に死去した師の高林拓二七段の出身地である金沢で一矢報いた。
 両棋士は序盤から速いペースで着手、黒番の羽根九段は向かい小目、白番の許碁聖は二連星に構えた。69手で昼食休憩に入った段階で白は中央に厚みを蓄えた。
 中盤以降、白の厚みは、さらに黒を圧迫し続けた。羽根九段は形勢を悲観して、右上隅を大きく白に譲る代わりに、中央の白模様を破って挽回のきっかけをつかもうとしたが、これが無理気味で、許碁聖がリードを奪った。
 終盤も許碁聖は下辺の黒への攻めをうかがってポイントを稼ぎ、最後は下辺の黒の一団をコウにして羽根九段を投了に追い込んだ。
 立会人を務めた山城宏九段は「序盤の許碁聖の仕掛けが結果的に有利に働いた。羽根九段はもう少し辛抱できたはずだが、白の厚みに対して早めに勝負に出てしまった。もう少し待ってチャンスをうかがっていれば持ち時間もあったので、持久戦に持ち込めただろう」と語った。
 持ち時間各4時間のうち、残りは許碁聖が3分、羽根九段が16分だった。
 第4局は8月9日、名古屋市の日本棋院中部総本部で打たれる。

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