福井県越前町朝日地区の夏を盛り上げる第44回あさひまつり(福井新聞社後援)が7月28日、同町役場周辺で開かれた。夜にメインのあんどん山車巡行があり、鮮やかな光を放つ14基が派手に通りを練り、詰め掛けた観衆を魅了した。
午後5時からのオープニングセレモニーに続き民踊パレードなどが行われ、巡行は辺りが暗くなった同7時半すぎにスタートした。暑かった日中の熱気が残る中、カラフルに光り輝く山車が次々と、役場前の国道417号を約300メートルにわたって練った。
今年リニューアルされた「飛龍」は、大きな竜が口から煙をはき出し迫力満点。男女が荷台で太鼓を打ち鳴らす勇壮な山車や、かわいい子どの山車も登場した。交差点では引き手が山車を勢いよく旋回させて観衆にアピールし、あちこちでカメラのフラッシュが光った。
同9時から約400発の花火が打ち上げられ、フィナーレを飾った。
昨年は台風接近の影響で中止となり、まつりは2年ぶりだった。今年も当初予定の27日から雨で順延され、町民にとって待ちに待った開催となった。