南砺市福野地域で8月23~25日に開かれるワールドミュージックの祭典「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」の出演者が決まった。今年はエチオピアにルーツを持つイスラエルの音楽家やタイのバンドなどが出演して多様性を増し、伝統と革新を併せ持つ音楽を国内外へ発信する。
注目アーティストの一人は初来日となるエチオピア系イスラエル人歌手のギリ・ヤロさんだ。エチオピアの言語や英語の歌詞に、エチオピア伝統音楽の音階を生かしたメロディーはルーツへの強いこだわりが表れている。
タイのザ・パラダイス・バンコク・モーラム・インターナショナル・バンドはスキヤキ初登場。タイ東北部の伝統音楽のモーラムにソウルやレゲエの要素が加わり国内外でファンを獲得している。伝統の弦楽器ピンと竹製管楽器ケーンで奏でるモーラムに現代的なリズムを融合し、21世紀のモーラムの魅力をアピールする。
このほか2016年以来の出演となるアルゼンチンのアカ・セカ・トリオや、アルゼンチン、韓国、日本の若手女性音楽家3人が今回のために結成したアンサンブル・セレーネなど国際色豊かなステージが繰り広げられる。
前売り券は福野文化創造センターやコンビニエンスストアなどで発売中。問い合わせは同センターの「スキヤキ」実行委員会事務局、電話0763(22)1125。北日本新聞社共催。