たてもんを組み立てる諏訪町五区の住民

たてもんを組み立てる諏訪町五区の住民

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たてもん組み立て着々 魚津で来月2、3日祭り

北日本新聞(2019年7月29日)

 8月2、3の両日に魚津市諏訪町の諏訪神社で行われる「たてもん祭り」に向け、たてもんの組み立て作業が28日、保有する7町内で行われた。今年は令和元年と、同祭りを含む「じゃんとこい魚津まつり」の第50回の節目を祝い、初日に神社前である開会式後、7基を同時にゆっくりと3回転させる。

 たてもん祭りは豊漁や航海の安全を願う伝統行事で、高さ約16メートル、重さ約5トンのたてもんを神社前で引き回す。1997年に国重要無形民俗文化財に指定され、2016年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録された。

 作業は午前5時ごろ始まり、魚津漁協建物内の収蔵庫に保管されていたたてもんが各町へ運び出された。

 諏訪町五区では住民約30人が作業。真柱(しんばしら)に先端から垂れ下がるヤナギなどを取り付けた後、クレーン車を使って、そりの上に担ぎ棒などが組まれた台座部分に立てた。ちょうちんなどは祭り当日に飾り付ける。

 各町内は午前7時40分ごろまでに作業を終えた。魚津たてもん保存会斎行委員会の梶谷昇委員長(47)は、「7基同時に回すところをぜひ見てほしい。無事故で皆さんが笑顔で終える祭りにしたい」と話した。

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