小松市梯町の漬物店「あきや」で奈良漬用のカタウリの天日干し作業が最盛期を迎えている。強い日差しの中、敷地内に塩漬けした実が所狭しと並べられており、明慶太郎社長は「今年もおいしい漬物に仕上げたい」と期待を込めた。
あきやでは、一般的な奈良漬と違い、カタウリを1日半~2日ほど干した後、酒かすにつけ込む。当初は緑色だが、天日干しすると色が抜けて白くなる。
カタウリは安宅新町の農家から仕入れており、今年は約1500個を天日干しする予定。作業は8月中旬まで続けられ、漬けて2カ月ほどで出来上がるという。