灯籠の淡い光が気比神宮境内を彩った昨年の気比神宮の杜フェスタ。今年は規模や内容をリニューアルして行う=2018年8月4日、福井県敦賀市曙町

灯籠の淡い光が気比神宮境内を彩った昨年の気比神宮の杜フェスタ。今年は規模や内容をリニューアルして行う=2018年8月4日、福井県敦賀市曙町

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福井・敦賀の夜彩る光 3日、新・気比神宮の杜フェスタ

福井新聞(2019年7月30日)

 福井県敦賀市の中心市街地の活性化を目指すイベント「新・気比神宮の杜フェスタ」(福井新聞社後援)は8月3日、同市の気比神宮などで行われる。同神宮境内を天の川をイメージして多くのキャンドルで彩るほか、JR敦賀駅から市立博物館までの歩道に発光ダイオード(LED)によるキャンドルが並ぶなど、これまでより規模や中身をリニューアル。夜空のレーザーイルミネーションや夜間展望台も用意し、敦賀の夜を盛り上げる。

 これまで敦賀商工会議所青年部が開催し、昨年で終了する予定だった。ただ、市民や関係者から復活を望む声が多くあり、同会議所が主催し継続することになった。

 従来よりも会場の規模を広げようと、昨年までの気比神宮や同市神楽町1丁目商店街を中心とする会場から、JR敦賀駅前から相生町までの6商店街の協力を得て行う。

 メインの気比神宮境内には、市内の小学生が作ったペットボトルキャンドルや各協賛企業からのガラス灯籠など約2千個を設置する。今年から境内の池にも浮かべ、さらに雰囲気ある演出を狙う。同神宮祭神の仲哀天皇が敦賀湾を渡り常宮神社の祭神、神功皇后と年に1度の逢瀬(おうせ)を楽しむ伝統神事「総参祭(そうのまいりのまつり)」にちなみ、天の川をイメージした配置とする。

 今年から、JR敦賀駅から市立博物館までを結ぶLEDキャンドル約2700個を用意し、1メートル間隔で歩道に並べる。さらに駅前と気比神宮、市立博物館からレーザーイルミネーションを空に照射し、幻想的な世界を演出する。アクアトム展望台も無料開放され、街中に広がる光の世界を楽しめる。

 このほか、茶席や記念はがきのプレゼント、昔遊びのゲームコーナーなどがある。また、午前10時から気比神宮横で、同会議所女性会による金魚すくいなどができる夏祭りも行う。
 
 全てのキャンドルとレーザーイルミネーションの点灯は午後5時半から。問い合わせは同会議所=電話0770(22)2611。



 敦賀市神楽町1丁目商店街の商店主らでつくる「気比さん参道いきいき会議」は、「新・気比神宮の杜フェスタ」に合わせ、同神宮前のかくだビル(同町1丁目)に「参道灯(あか)り茶屋」を開く。

 イベントを通じて商店街を知ってもらおうと、同会議が企画。緑茶など飲み物のほか、商店街で販売している食材を生かした「日本酒の水ようかん」や「酒まんじゅうドーナツ」など4品を販売する。

 幻想的な同フェスタの雰囲気に合わせ、店外をちょうちんで飾るほか、店内は間接照明などを使って優しい明かりで彩る予定。問い合わせは同茶屋企画係=電話0770(22)4507。

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