協定を締結し、握手を交わす山崎理事長(中央)や古民家再生協会の代表者

協定を締結し、握手を交わす山崎理事長(中央)や古民家再生協会の代表者

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冬の宿泊へ古民家改修 上平合掌の里、再生協会と協定

北日本新聞(2019年7月30日)

 7棟の合掌造り家屋に宿泊できる「五箇山合掌の里」(南砺市菅沼・上平)は29日、県中央古民家再生協会(笹川征一代表理事)と全国古民家再生協会(井上幸一顧問)の2団体と「古民家活用に関する連携・協力協定」を結んだ。休業していた冬場にも宿泊客を呼び込もうと、クラウドファンディングを活用して2棟を断熱仕様に改修する。民間の企業や団体の支援を受け、滞在型体験プログラムなどのソフト面も整える。

 世界遺産・菅沼集落の隣に位置する五箇山合掌の里は、古民家13棟があり、うち3棟が10~20人用のコテージ、4棟が団体向けの宿泊施設となっている。

 インバウンド(訪日外国人客)を中心に観光客が増える中、11月中旬から翌春にかけて休業していた冬季にも宿泊できる設備を整えるため、コテージの松与門家と新田家で断熱改修を施す。8月末からクラウドファンディングで資金を募り、12月の利用開始を目指して工事を進める。

 ソフト面も整備し、宿泊客が楽しめるアクティビティーも構築する。JTBやロングステイ財団、五箇山雪峯倶楽部のサポートを受け、インバウンド対応の体験型観光や長期滞在型プログラムなどを開発する。

 29日は富山市の富山国際会議場で締結式があり、代表者3人が協定書を交わした。五箇山合掌の里の山崎洋理事長は「来訪客が増えるように、民間で協力してハード・ソフトの両面で活動を進めたい」と話した。

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