県民から寄せられた太平洋戦争中の史料などを紹介する「戦時下の暮らし展」が30日、県民会館で始まった。防空頭巾や軍服、富山大空襲で焼け残った茶わんなど戦争の悲惨さを伝える約150点が並ぶ。8月5日まで。
展示は、県や市長会、町村会、北日本新聞社でつくる実行委員会が、戦後50年の1995年に史料の寄贈を受けてスタートさせた。
今年は、アマチュア写真家の故谷田忠雄さんの写真集「富山戦災写真帖」の作品を紹介。富山大空襲前後の富山市の様子を写した全26点のパネルで、来場者が見入っていた。