小諸市と群馬県嬬恋村境の高峰高原(標高約2千メートル)で、高山植物のニッコウキスゲが見頃を迎え、一面が黄色に染まっている。近くの高峰高原ホテルによると、開花時期は平年並みで、8月いっぱい見られそうという。
前日の大雨から一転、30日は行楽日和となった。訪れた人は遊歩道を散策し、ニッコウキスゲを背に記念写真を撮っていた。テレビコマーシャルの制作を手掛ける都内の男性(47)は「緑と黄色のコントラストが素晴らしい。いい日に来られた」と喜んでいた。
同ホテルによると、今年は花の色つきも良好。高峰高原ではこれから、ヤナギランやマツムシソウなども花を咲かせる。問い合わせは高峰高原ビジターセンター(電話0267・23・3124)へ。