俳句の魅力について話す夏井さん=7月31日、福井県敦賀市民文化センター

俳句の魅力について話す夏井さん=7月31日、福井県敦賀市民文化センター

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俳句で人生に彩りを 夏井いつきさんライブ 福井・敦賀

福井新聞(2019年8月1日)

 俳聖松尾芭蕉の奥の細道紀行330周年を記念し、テレビ番組などで活躍する俳人、夏井いつきさん=松山市在住=による句会ライブが7月31日、芭蕉の「杖措(つえお)きの地」として知られる福井県敦賀市で開かれた。会場に詰めかけた市民ら約800人は、夏井さんの軽妙なトークを楽しみながら俳句の魅力を味わった。

 市教委が市民文化センターで開いた。芭蕉が旅の最後の目的地として中秋の名月を見る舞台に敦賀を選び、杖と笠(かさ)を置いた地であることをアピールするとともに、市民に気軽に俳句に親しんでもらおうと企画した。

 夏井さんは、俳句集団「いつき組」組長を務めるほか、俳句甲子園の創設に携わるなど多方面で活躍している。在京テレビ局の番組出演で人気を博しており、現在の俳句ブームをけん引する一人。

 ライブが始まると、夏井さんは「俳句して得することをお教えします」と述べ▽作句で脳の血流が良くなり認知症予防になる▽1日一句残せば自分や家族の記録になる-などと説明。また近年、企業による俳句コンテストが増え「肉や現金などが賞品としてもらえる」と紹介し、会場に笑いが広がった。

 俳句をつくるこつとして、五七五のリズムや季語、詠む際の公式となる型を覚えることが大切と指摘。「俳句の公式を一つ覚えるだけで、一生俳句ができる。いろんな季語を体に覚え込ます修業と、さまざまな型を覚えることも大切」と話した。

 後半は、来場者全員が参加する俳句審査も行われ、会場が一体となって句を楽しんだ。

 同市では今後、奥の細道紀行330周年を記念し、市立博物館で特別展「『おくのほそ道』330年の旅」(9月13日~10月20日)、きらめきみなと館で「奥の細道」つるが芭蕉紀行全国俳句大会(10月20日)など、多彩なイベントが繰り広げられる。

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