「たてもん祭り」が2、3の両日、魚津市諏訪町の諏訪神社で行われる。1日は同神社で前夜祭があり、魚津たてもん保存会員や子どもたちが練習してきた笛や太鼓の成果を披露した。
たてもん祭りは豊漁や航海の安全を願う伝統行事。高さ約16メートル、重さ約5トンのたてもんを神社前で引き回す。国指定重要無形民俗文化財で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録されている。
ことしは、令和元年と、同祭りを含む「じゃんとこい魚津まつり」の50回の節目を祝い、2日の開会式後、7基を同時にゆっくりと3回転させる。
前夜祭は、保存会の斎行委員会(梶谷昇委員長)と継承少年団(美谷篤志団長)が開いた。子どもたちによる祭りの囃子(はやし)が響く中、住民ら関係者が夕焼けに染まる海とたてもんを眺めながら交流した。